心のヒント

憎しみってやつぁな、悲しみに面と向かって腰を据えらんねえやつが逃げ込む場所だ

憎しみとは嘘の感情であり、人間は通常「憎しみ」という感情がわくことはない。

大昔に
「元彼が憎いんです!」
って相談を受けたことがありました。

その相談者さんは、最初こんなことを言ってました。

憎いんです!
とにかく憎いんです!
彼は私のこと捨てたくせに、でも向こうは幸せそうにしてるんです!
フェイスブックで新しい彼女と楽しそうな写真をあげてました!
それがどうしても許せなくて、でもそんなこと言っても私はもう過去の女だからいまさらどうこう言える権利はないし、でも憎いんですうううううううーーーーー!!!!
うああああーーーーー!!!!

 
僕はこの方に、漫画ベルセルクより、こちらのセリフをご紹介しました。

おめえ、逃げてやしねえか。
戦に、憎しみによ
憎しみってやつぁな、
悲しみに面と向かって腰を据えらんねえやつが逃げ込む場所だ。

byゴドー「ベルセルク」より

その相談者さんは、涙を流されました。
でも数分後、「そうですね、私は憎しみに逃げていたのかもしれません」と認めることができ、涙を止めることができました。
そして、「私は次にどうすればいいと思いますか?」と、やっと過去の話ではなく、未来の話ができるようになりました。

怒りや憎しみは、悲しみから逃避するために生まれている

僕がこのエピソードで伝えたかったことは、
「実は憎しみって本当に憎いからそういう感情がわくんじゃなくて、ただ悲しみから逃避したいからそのために生まれてくる感情にすぎないんだよ!」
「だから憎い憎いって思っても、実は本当の自分はそんなことまったく思ってないから、いつまでたっても満たされない状態になっちゃうんだよ!」
「そういうときは自分は憎んでるんじゃなくて悲しんでるんだって認めたほうが、心がスッとして、前を向けるようになるんだよ!」
ってことです!

心理学的な話ですが、怒りは「二次感情」と言われています。

どういうことかというと、怒りや憎しみっていうのは、根っこには必ず「悲しい」という感情があるのです。

しかし「悲しみ」に向き合うのはとても辛いことです。
今の自分が「傷ついてるんだ」「悲しいんだ」「ショックだったんだ」と認めることは、プライドが邪魔してしまうことがあります。
そういうとき初めて、人は怒るのです。憎むのです。
悲しみの感情に向き合わないで済むようにするために、怒りを、憎しみを、捏造しているのです。
つまり怒りとは、憎しみとは、自分に素直じゃないから初めて発生する感情であって、素直な人間にはほぼ存在しえない感情なのです。

怒りや憎しみを叫んだところであなたは満たされない

どれだけ怒りや憎しみを叫んでも、あなたの心は永遠に救われません。
なぜならこれは、自分が本当に抱いている感情は「悲しい」なのに、その悲しいをなかったことにして「憎いと思ってるつもりになってるだけ」の状態なので、どれだけ憎い憎いと叫んだところで、その根っこに隠れている「悲しい」が癒されないからです。

つまり憎しみとは、自分をごまかすための、偽物の感情なのです。
偽物をどれだけ叫んだところで、本物は癒されない。

あなたを本当に癒すことができるものは、「本物だけ」です。
だからあなたは、もし心からその苦しみから救われたいなら、本物に向き合う勇気を持たなければならないわけです。

それは確かに勇気がいることかもしれませんが、でも勇気を出して飛び込んでしまえば、案外あっけないものです。

というわけで、誰かが憎くて憎くて苦しい人は、いったん深呼吸しましょう!
そしてお風呂でも入って心を落ち着け、あらためて「私は本当は悲しかったんだな」と認めてみましょう。
そうすることで、初めて自分を癒すことができるものです!!!!


おしまい!
読んでくれてどうもありがとう😊